ALLDAYレポート

ALLDAY11.23レポート

11月23日(祝)に代々木公園バスケットボールコートで行われたバスケットボールトーナメント「ALLDAY」。その熱戦の模様をレポートする。
(text:Akiba)
allday11.23photo1



●ワイルドカード第1試合「banana対DMG」
今回初参戦のbananaは埼玉アリーナで行われた3on3大会のチャンピオンチーム。さらなる飛躍を目指してALLDAYに挑戦状を叩きつけてきた。対するは前回ALLDAYトーナメント出場のDMG。レペゼン埼玉のストリートチームDMGが前回に続いて本戦出場ができるのか?年内最後のALLDAYが幕をあける。




立ち上がりから早い展開で得点を重ねる両チーム。途中からペースをつかんだのは初参戦のbanana。3ポイントを連続で決め点差を12点まで広げる。しかしここからDMGの追撃。元FEBのHIDEのドライブインなどで6ポイント連取する。しかし10分一本勝負の怖さからか、残り少ない時間がDMGの焦りを誘う。結果27-12、ダブルスコアの大差でbananaが勝利を収めた。


●ワイルドカード第2試合「HIDAKA対DMG」
前回ALLDAY本戦でFAR EAST BALLERSに惜敗したHIDAKA。対するは前試合でまさかの敗北を喫し後がないDMG。DMGは本戦出場の可能性をかけて負けられない一戦。




先制したのはDMG。しかしHIDAKAはファールからのフリースローを決めすかさず逆転。序盤の滑り出しは互角で、両者インサイドで点を取り合う。拮抗した展開の中、HIDAKAはフリースローを2本外す。対するDMGはアウトサイドのシュートが決まりだし、ゲームの流れは徐々にDMGへ。さらにDMGはゴール下でHIDEがAND1をゲットし突き放す。一方のHIDAKAはパスミスも出るなど悪いムードが漂いだす。追いつきたいHIDAKAはインサイドから逆襲するが、DMGはパスカットからだめ押しのレイアップを決める。結果、12-24のダブルスコアでDMGが快勝。ワイルドカード争いの土俵際で踏ん張った。


●ワイルドカード第3戦「HIDAKA対banana」
勝って本戦出場へ望みをつなぎたいHIDAKAと、2連勝で本戦出場を決めたいbananaの一戦。




先手を取ったのはbanana。3ポイントを決める。HIDAKAもすかさず3ポイントで逆襲。序盤、bananaは徹底したアウトサイドからの勝負。対するHIDAKAはラニーの1on1からの素早いパス回しでゲームを組み立てる。アウトサイド中心の組み立てだったbananaは中盤以降、早いカットインで中に切れ込み、HIDAKAのファウルを誘発する。これで得たフリースローをbananaは手堅く決めて加点。さらにインサイドを印象づけた後での、効果的な3ポイントで突き放す。HIDAKAはこの試合もリズムに乗り切れず、せっかくのファールで得たフリースローも外してしまう。結果、9-17でbananaが完勝。初出場ながら予選で圧倒的な強さを見せつけ本戦出場を決めた。野性味あるプレーを信条とし、ワイルドカード突破の最右翼と思われていたHIDAKAは反対に、立ち上げりの固さが抜けぬままワイルドカードで姿を消した。

ワイルドカード結果、1位banana、2位DMG、3位HIDAKA
Banana、DMGが本戦出場






●本戦第1戦「BOUNCE対FAR EAST BALLERS(FEB)」
いわずと知れた師弟対決、FEBは新加入のFUJIがどんな動きをするか注目の一戦。ALLDAYスタート以来、ワイルドカードの常連BOUNCEは今回、予選免除。ENDOのゲームメーク、“スピードスター”NISHIMURAのスピードでディフェンスを掻き回したい。




前半:先制したのはFEB。ATSUSHIが3ポイントを決め貫禄を見せつける。ゲームは序盤から当りが激しい。師弟対決とあって、両者とも遠慮ない厳しい展開となる。BOUNCEも3ポイントで追いつくと、さらなる3ポイントで逆転。FEBは相変わらずエンジンのかかりが遅い。高さで劣るBOUNCEは外中心の組み立てで挑む。これが当たって前半残り5分で10対3。「1軍」FEBにタイムアウトを取らせる。負けられないFEBはAJに変わってTANAを投入し、流れを変えにいく。両者ともシュートがリングに嫌われ膠着状態に陥るが、残り1分からCHRIS、YOHEIが加点し、10-8.。前半はBOUNCE2点リードで折り返す。

後半:ロースコアのゲーム展開は後半が始まっても変わらず、試合は淡々と進む。サテライトチーム相手に負けられないFEBはATSUSHIの3ポイントで逆転すると、さらにAJが3ポイントをねじ込む。ようやくエンジンがかかってきたFEBは新加入FUJIがシュートをブロック、BOUNCEの追撃を許さない。BOUNCEも3ポイントで2点差に迫るが、AJがすかさず得意のドライブインからAJフックを決める。BOUNCE、ENDOがこの日4本目となる3ポイントを決めれば、FEB、ATSUSHIも負けじと3ポイント、試合は接戦のまま終盤に突入する。ENDOがこのゲーム5本目となる3ポイントでBOUNCEが逆転すると、すかさずATSUSHIがムリな体勢からボールをねじ込んで、さらに逆転。攻守が目まぐるしく入れ替わる。残り1分を切り、FEBはATSUSHIが”黄金の一歩目“で突き放すも、BOUNCEはNAGANOBUが3ポイントを沈め1点差。残り15秒、シュートファールからのフリースローをATSUSHIが1本決める。2点差。しかし守りきれずまたもNAGANOBUにドライブインからのシュートを許す。残り2秒同点。MATSUがブザービーター狙うも決まらず。勝負は3分間の延長へ持ち越された。

延長:開始早々NAGANOBUのジャンプシュートが決まってBOUNCEがリードを奪う。負けられないFEBはTANAからMATSU、再度TANA、さらにMATSUと鮮やかなパスをつなぎドライブイン。同点。しかしシュートファールからENDOがフリースローを1本決め、BOUNCE再度リードを奪う。時間がなくなりまさかのFEB敗退が脳裏をよぎった残り9秒。ATSUSHI起死回生のAND1!このフリースローを決め、29-31、FEBが辛くも勝利をものにした。BOUNCEは下克上にあと一歩に迫る大健闘。ENDOがその才能を見せつけた。FEBはやっとの思いで4大会連続のベスト4入り。


●本戦第2戦「banana vs 勉族」
ワイルドカード2連勝で初出場にして本戦に駒を進めたbanana。対するは前々回、「王者」SUNDAY CREWをギリギリまで追いつめた“レペゼン柏”勉族。先日千葉県を制したのに続き、今日もおいしいビールを飲みたい。




前半:開始2分あまり、両チーム点が入らない静かな立ち上がり。先制したのはbanana、#11。3ポイントを沈める。勉族もすかさずWARIOがシュートファールから2本決めると、さらにNUMA、仮ACEが3ポイント。しかしbananaも#10が3ポイントを決めると、#11の鮮やかなドライブインで逆転。WARIOインサイド、TAKEのジャンプシュートで勉族再逆転も、banana#3のドライブイン、#6のクラッチからのシュートなどで19-13。Bananaリードで前半終了。

後半:仮ACEがゴール下から決めて後半スタート。さらに勉族はWARIOのハエタタキからの速攻でぬまがAND1。あっという間に2点差に迫る。しかしbananaは#6がこぼれ球をちょこん押し込んで差を広げると、さらに#13がゴール下に飛び込んで差を広げる。「STOP THE SUNDAY CREW」を掲げて今大会に臨む勉族は、ここで負けるワケにはいかないとばかり、仮ACEが3ポイントを沈めるが、すかさずbanana#3が速攻からAND1。5点差が埋まらない。さらに#3が3ポイントを決め8点差。残り3分、勉族ピンチ。しかしここから仮ACEが3ポイント連発。「千葉が誇る得点量産工場」仮ACEのエンジンがかかり、勉族にようやくペースを引き戻す。bananaも#3がドライブインから決めるが、すかさずぬまが3ポイント。これで2点差。じりじりとbananaを追い詰める。イキオイにのる勉族は仮ACEのgood passからWARIOで同点。さらにWARIOがゴール下をねじ込んでついに逆転。この後、banana#3が決めて再度同点に追いつかれるが、残り30秒、仮ACEがシュートファールからのフリースローを2本きっちり。結果35-38で勉族辛勝。前試合のFEB同様、苦難の初戦を乗り越え、出場3大会連続のベスト4入りを決めた。Bananaは初出場ながらその強さを存分に見せつけた。初参戦で勉族相手にここまでやれる実力は確か。次回以降の参戦に期待したい。


●本戦第3戦「エクセレンスvs太平洋クラブ」
若手主体で臨む、東京クラブチームの頂点エクセレンス。初参加の第2回大会は1回戦で勉族に飛ばされたが、今大会はその雪辱を果たしたい。対する太平洋クラブは前回突如としてALLDAYに登場、ベスト4に駒を進めたgood Team。エンターテイメント要素満載の「魅せる」バスケには早くもファンがついている。1回戦屈指の好カード、正統派vsエンターテイメント、両極端の両者が火花を散らす。




前半:太平洋クラブTAIKIのドライブインで試合開始。さらにTAIKIがAND1。続けざまにYOUがAND1。序盤から完全に太平洋クラブがペースを握る。キャラクター溢れる太平洋クラブはZONOが3ポイント。リバウンドからYOU。ST、ドライブイン。ZONO、バックシュート。さらにZONOが3ポイントとやりたい放題。怒濤の攻めを見せ、その差を二桁に広げる。エクセレンスも終盤、#7、#9が連続で決め食い下がり、15-24、太平洋クラブのリードで前半終了。

後半:シュートファールからのフリースローをエクセレンス#9が2本決めて後半スタート。エクセレンスはさらにgood Dから#9の3ポイントで4点差。開始早々、一気に差を詰める。対する太平洋クラブはMURAYAMAがゴール下をねじ込むと、RICKYがドライブインからジャンプシュート。再び突き放す。ここからは一進一退の攻防。エクセレンス#9が3ポイントを決めれば、太平洋クラブはTAIKIがカウンターから決める。しかしRICKYの連続股抜き、ZONOのハエタタキなど、派手なプレーで太平洋クラブが「らしさ」を見せ始めると、終了間際TAIKIのgood passから走り込んだYOUが決めて勝負アリ。結局、32-37で太平洋クラブが勝利を収めた。太平洋クラブはこれで2大会連続のベスト4進出。前回がまぐれではなかったことを証明した。エクセレンスは慣れないストリートでかたくなったか、前半序盤での大量失点が悔やまれる。しかし若手主体ながら後半に見せた地力はさすが。来年以降も果敢にチャレンジしてきてもらいたい。


●本戦第4戦「DMG vs SUNDAY CREW」
ワイルドカードトーナメントを勝ち上がった レペゼン埼玉DMG。対するは絶対王政”THREE TIME CHAMPIONS“SUNDAY CREW。前回も1回戦で当たった両者。その時は前半DMGが善戦も、結局SUNDAY CREWの壁に跳ね返されている。果たしてDMGの雪辱なるか?




前半:前回のMVP、KEITHがフリースローを決めてまずはSUNDAY CREWが先制。さらにBOBBYのドライブイン、KEITHのインサイド、KENJIの飛び込みであっという間にリードを広げると、MASA、BOBBYとつないでISAAC。豪快なダンクを叩き込む。やられっぱなしじゃいられないDMGも元FEB、HIDEがドライブインから決めると、#3がジャンプシュートを決め食い下がる。しかしSUNDAY CREWはISAACを中心にゴール下を制圧、前半は8-16、SUNDAYリードで終了。

後半:KEITHのドライブインで後半スタート。さらにBIG GREASEが決めリードをさらに広げる。対するDMGはHIDEの3ポイントで食い下がると、さらにシュートファールからのフリースローをHIDEが決め追い上げる。しかしSUNDAY CREWはISAACがコートに戻ると、インサイドで勝負し引き離しにかかる。高くて強いISAACのインサイドはもはや反則級。誰も止められない。さらにISAACはパスカットやブロックなど、攻守に渡って大車輪の活躍。フリースローなどもきっちり決め、スペックの高さを見せつける。結局ラスト3分はDMGを完封する圧勝で、13-34。4連覇に向けスキなし。完璧なスタートを決めた。DMGはHIDEが復帰しオフェンス力が上がったものの、今回は相手が悪過ぎ。それでもHIDEは相当のブランクがありながら、高い能力の一端をみせていたので、今度はしっかり練習をしてまたこの舞台に戻って来て欲しい。


●本戦準決勝第1試合「FEB対勉族」
“ジャパニーズストリートボールのパイオニア”FEBと、“LOVE&BEER”勉族がALLDAY初対決。ここ数年、さまざまなストリートボールの大会で常に優勝を争ってきた両チームが、ALLDAYの舞台でついに対決する。以前はFEBの方が対戦相性を良くしており、前回の対決でも3on3ながら負かしているこの対決。果たして今回はどうなるのか?また1回戦で思わぬ苦戦を強いられた両チームがどう立て直してくるのかも見ドコロ。STOP THE SUNDAYに手を挙げるのはどちらのチームか?興味がつきない一戦となった。




前半:まずペースを握ったのはFEB。”BIG PAPA”FUJIが華麗なプレイで先取点を奪う。CHRISの速攻などで立て続けに点をきめ、6点リードとFEB上々の滑り出し。対する勉族はWARIOのフリースロー、ぬまのミドルレンジで追撃。1回戦の教訓からか、序盤から双方ともかなり動きがよく、スピーディーな展開に。追いつきたい勉族は、仮ACEがCHRISをドライブインで置き去りにし決めると、さらにWARIOがごりごりのインサイドでFUJIを圧倒し同点。さらに仮ACEが二人をかわしてレイアップを決め一気にリードを奪う。FEBはFUJIを中心にインサイドで組み立てるがうまくいかない。しかしそれならばとCHRISが外から3ポイントを決め逆転。傾きかけた流れを引き戻す。お互い「負けられない理由」がある両者は、マッチアップするエース同士が魅せる。勉族、仮ACEが3ポイントを「神の手」でねじ込むと、FEBも“WILD SPEED”ATSUSHIが強引なまでのドライブイン。一進一退の攻防は15-16、勉族1点リードで前半終了。

後半:ぬまのへなちょこドリブルで幕を開けた後半戦。まずはCHRISの3ポイントでFEBが再逆転。しかし勉族も仮ACEがジャンプシュートを決め、すかさず同点。一瞬も目が離せない展開に。KEI、ケンタのしつこいディフェンスが冴え、勉族が勝利へのコダワリを伺わせれば、FEBもAJが必殺AJフック。一進一退の攻防は後半になっても変わらない。勉族WARIOがミドル、ゴール下と連続で決めれば、FEBも負けじとMATSUが鮮やかなドライブイン。さらにWARIOがインサイドで強さを見せつければ、FEBはCHRISが3ポイント。一歩も引かない両チーム。拮抗したまま時計の針は進んでいく。しかし残り1分半、TAKEが3ポイントを決めると徐々に流れは勉族へ。FEBはチームファールが5つになり苦しくなる。ATUSHIのドライブインで追いすがり、ファールゲームで勝負をかけるも、フリースローをぬま、仮ACEに確実に決められると、緊張の糸がぷつりと切れてしまったかのように終盤失速。結局、最終スコアは27−37。4度目のALLDAYで悲願の初優勝を目指したFEBはまたしても準決勝で沈んだ。勉族は3回目の出場で初の決勝進出。尻上がりに調子を上げているだけに、日本人チーム初の戴冠が期待される。


●準決勝第2戦「太平洋クラブ vs SUNDAY CREW」
1回戦、それぞれ強豪を軽くひねった両チーム。前回も準決勝で対決し、SUNDAY CREWが勝利を収めている。しかし”FLY HIGH”YOUがISAACのブロックをかわしてDUNKを決めるなど、接戦を演じた。ALLDAYの共通スローガン、「STOP THE SUNDAY CREW」へ。まずは太平洋クラブが挑む。




前半:YOU、TAIKIが連続ドライブイン。まずは太平洋クラブが4点先取。しかしSUNDAY CREWもBOBBYのAND1で返すとISSACが押し込み逆転。太平洋クラブSTがジャンプシュートをムリな体勢からねじ込み食い下がるが、ISAACが豪快なダンクを連発。じりじりと点差を広げる。さらにBOBBYのフリースロー、KEITHのドライブインで得点を重ねると、ディフェンスでもゴール下にISSACが君臨。リバウンドはもちろん、ハエタタキを連発し制空権を握る。前半戦は8-20、SUNDAY CREWが大きくリードして終了。

後半:BOBBYがこぼれ球を押し込んで、後半もSUNDAY CREWのペースでスタート。太平洋クラブもSTが鮮やかなドライブインで点を返すと、TAIKIがシュートファールからのフリースローを2本決めて反撃。しかしSUNDAY CREWはKETHがすかさずAND1。点差を縮めさせない。ここで太平洋クラブが誇る”ミスターエンターテイメント”RICKYが1on1からISAACを連続股抜き!観客を沸かす。怒ったISAACも豪快なダンクでディフェンスを蹴散らす。追いつきたい太平洋クラブはTAIKIのドライブイン、STの3ポイント、RICKYのジャンプシュートで得点を重ねるが、SUNDAY CREWもMASA、ISAAC、BOBBYが着実に決め、終始20点差のリードを保つ安定的な試合運び。ブザービーターでZONOが3ポイントを沈めるが、時すでに遅し。結果、24-42の大差でSUNDAY CREWが圧勝、4連覇に向けて盤石な体勢で決勝進出を決めた。太平洋クラブは2大会連続のベスト4止まり。それでも随所でみせた実力、客席を沸かせたそのエンターテイメント性は魅力たっぷり。まだ参戦2回目、来年以降の飛躍に期待したい。


●決勝戦「勉族 vs SUNDAY CREW」
TEAM-S不在もあって、4回目にして初の異なるカードでの決勝戦。前回ぎりぎりまで王者を追いつめた”レペゼン柏”勉族が、「約束の」SUNDAY越えに挑む。対するSUNDAY CREWは連覇記録を前人未踏の「4」に伸ばせるか?




前半:勉族はぬま/WARIO/仮ACE/ケイタ/KEI、SUNDAY CREWはISAAC/KEITH/MASA/BOBBY/KENJIでゲームスタート。ISAAC、BOBBYが連続して押し込んで、まずはSUNDAY CREWがペースを握ると、さらにBOBBYが押し込み開始2分で6点差をつける。勉族は一回戦、準決勝同様、今大会はなぜかスタートが鈍い。この試合も外からのシュートがことごとくリングに嫌われるなど、ペースを奪い返せない。ようやく仮ACEの3ポイントが決まるがISAACがすかさずお返しのスリー。序盤は王者が圧倒する。しかし中盤に入り、仮ACEが2本目の3ポイントを沈めると、徐々に勉族がゲームの主導権を握り始める。仮ACEがシュートファールからのフリースローを2本決め、これで2点差。ようやく決勝戦らしくなってきた。SUNDAY CREWもISAACが決めると、"SPEEDY G”MASAがスティールから電光石火のカウンター。しかし勉族はまたも仮ACE。「神の手」から3ポイントを沈める。”千葉が誇る得点製造工場”のスイッチがいよいよ入った。結局前半は12-18。SUNDAY CREW6点リードで勝負の行方は後半へ。

後半:BOBBYの3ポイントが火を噴いて後半スタート。さらにBIG GREASEがAND1を決めると、ISAACがWARIOの上からねじ込む。これで一気に14点差。これまで日本人チームが何度も飲み込まれてきた、SUNDAY CREW得意の「スタートラッシュ」が今日も爆発する。勉族もWARIOがISAACの上からねじ込むが、お返しとばかりにISAACに豪快なダンクを決められてしまう。離されてしまった勉族はTAKEが連続で3ポイントを決めると、さらにケイが3ポイント。二桁あった得点差を6点に縮め、息を吹き返す。しかしSUNDAY CREWはMASAがこぼれ球を押し込むと、さらにISAACがハエタタキからのカウンターを自ら決めまたも突き放す。追いつきたい勉族はケイからのgood passをWARIO。しかしファイブチームファールからのフリースローでペースを乱される。残り1分、仮ACEがこの日何本目かの3ポイントをねじ込むが、最後はISAACが豪快なダンク。結局30-43。SUNDAY CREWが今大会も力でねじ伏せた。SUNDAY CREWはこれで4連覇。2005年ALLDAY完全制覇を達成した。勉族は初の決勝進出も無念の敗退。来年以降のリベンジに期待したい。


●総評
今年8月に産声を上げたこの1DAYトーナメントALLDAYは、「4強」の前評判も虚しく、完全なる1強体制を天下に轟かせることで2005年を終了した。1強=SUNDAY CREWが全てのジャパニーズストリートボーラーの頭上に君臨する2006年。果たして彼らを王座から引き摺り下ろすチームは現れるのか?
ますますパワーアップするALLDAYに来年もご期待ください。


allday11.23photo2
#by katoyo - | 2005-11-27 19:09:08| ALLDAYレポート|


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コメント

bobbyloveさんのコメント

aaaaaaaaaaahhhhhhh!!!!!!!!!!
finally the story about SUNDAY CREW capturing the FOURTH STRAIGHT CHAMPIONSHIP!!!!!!!!!!!!!!!!

but.................so so so so sad that ALLDAY/KOMPOSITION/NIKE have not put the effort to get a gym for the winter months and continue this great even INDORRS!!!!!!!!!!!!!!!!
2005-12-10 00:41:56

カニFAKEさんのコメント

SUNDAY CREWは強い
みんな色々言うんだけどさ.....彼らはとにかく強い
月曜日 新宿のコスミックスポセンでやってる姿を見に行ってください.....半端じゃない....うまくなりたい選手たちが....ココスミック
山手線 高田馬場駅
歩行 10分
毎週月曜日 時々金曜日
2006-02-26 03:01:00

IdITnCwTjSLさんのコメント

Google is the best search engine
2007-03-15 08:15:48

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