5月21日（日）に代々木公園バスケットボールコートで行われたバスケットボールトーナメント「ALLDAY」のワイルドカード・予選ブロック レポート。




Aブロック：
前回ALLDAYの本選出場チームであるAT平塚Connectionsを、第1回ALLDAYからワイルドカード出場のびゃっこたいと、ひさびさの登場になるHIDAKAが追う展開が予想されるAブロック。第1試合は高さと控え選手数に勝るびゃっこたいが38−18でAT平塚Connectionsを撃破、続く第2試合も33−15でHIDAKAを撃破。一方のAT平塚ConnectionsとHIDAKAは元気なく負けてしまったが、今後リザーバー枠が空くことを祈って第3試合でぶつかることに。この試合は打って変わって点を取り合う激戦になったが、49−45でAT平塚Connectionsが勝利した。AT平塚Connections・HIDAKAともに3戦目はカラダがあったまり、動きが格段に良くなっただけに出足の悪さが悔やまれた。びゃっこたいは試合開始前からチーム全員で入念なアップを徹底していたのが良かったか。そういう意味では基本的なことをきっちりやる大切さを痛感させた朝一番のAブロックだった。とにもかくにも結果、本戦出場にびゃっこたいが一番乗りした。なお終了後、コート上でくじ引きが行なわれ、28日のびゃっこたい初戦は"レペゼン柏"勉族に決定した。

Bブロック：
ALLDAY本選の常連である太平洋クラブとBOUNCEに、レペゼン稲城のHOMIESを加えた3つ巴で行なわれるこのブロック。日本初のプロストリートリーグ「LEGEND」で活躍するボーラー達を中心に構成された太平洋クラブを止めるチームは現れるのか。第1試合は太平洋クラブが33−24でBOUNCEに勝利、つづく第2試合は2連敗を阻止したいBOUNCEがHOMIESを36ー10で下す。第3試合、HOMIESは踏ん張りたいところだが太平洋クラブの圧力を止めることはできず。44−19でHOMIESを下した太平洋クラブが本戦出場をモノにした。Bブロック2位はBOUNCE、リザーブ枠は死守したもののこのままでは本戦出場には届かず、悔いが残る結果に。また、ブロック終了後のくじ引きにより太平洋クラブは28日の初戦で前回ALLDAY王者のFAR EAST BALLERSと戦うことが決まった。

Cブロック：
未知の存在ながら超強豪と噂されるSIMON、回を増すごとにチーム力が上がってきている感があるHot
Blizzards、前回ALLDAYのワイルドカードで善戦したジョーダンコート発の下克上、ALLDAY本戦トーナメントにあと一歩のお馴染みの網'S、と個性的なチームが揃ったこのブロック。下馬評ではHot
BlizzardsとSIMONが有利とのことだが果たしてどうなるか、草の根から這い上がるストーリーを地でいく下克上がどこまで善戦するか、見所が多い。第1試合、いきなり強豪同士の直接対決となったHot
Blizzards対SIMON。Hot Blizzards YOUとSIMON 近藤のダンク合戦など、レベルの高い好勝負になったが32−30でHot
Blizzardsが激闘を制した。さらに第2試合は下克上が名前どおりの活躍で網'Sを21−20で撃破。早くも波乱含みの展開に。第3試合、波に乗るHot Blizzardsに網'Sが食い下がるが僅かに及ばず24−23、網'Sはギリギリの善戦をしながら悔しい2敗目となった。第4試合はSIMONと下克上、果たして大物食いなるかが注目の一戦は33−15でSIMONの勝利。貫禄を見せた。第5試合、連戦となった下克上をHot
Blizzardsが20−16で下し、無敗を守って本選出場を手中に収める。最後の第6試合、網'SがSIMONに挑むが30−18でSIMONの勝利。結果、Hot
BlizzardsとSIMONが28日の本選に駒を進め、それぞれTEAM-SとSUNDAY CREWに当たることになった。


はじめての2DAYS、予選を突破したのはびゃっこたい・太平洋クラブ・Hot Blizzards・SIMONの4チームとなった。朝から丸一日の予選を見るかぎり、もちろん実力差にもいくらか開きはあるのだが、それ以上に各チームが100%の力を発揮できるかどうかが、勝敗を左右することがよくわかる内容だった。予選を突破できなかったチームも相当な実力を秘めていたが、大切なゲームで波に乗り切れずズルズルと点差を付けられ敗退したり、勝てる試合で競り負けてしまう光景が見られた。さて8チームによる本選は1週間後。いくつかのチームではさらなる新メンバー(？)が登場するという噂もあり、これは見逃せない。ぜひ楽しみにしてほしい。

注目のALLDAY（本戦）トーナメントは、5月28日（日）11:30より開催！！