ALLDAYレポート

第7回ALLDAY(本戦)レポート

5月28日(日)に代々木公園バスケットボールコートで行われたバスケットボールトーナメント「ALLDAY」の本戦トーナメント レポート。


前日からの雨もあり、開催が危ぶまれたALLDAY5.28。翌週以降は梅雨になるという状況もあり、天候不順の中で決行することとなった。開始前、水の浮いたコートをスタッフだけでなく参加チームの選手も総出でメンテナンスするというステキな光景も見られ、開始予定の1時間遅れで実施することができた。では、大会のレポートをどうぞ。

<トーナメント結果>


<試合レポート>
第1試合:勉族×びゃっこたい
無冠の国内最強候補、勉族が実力を見せつけるのか、ALLDAY予選突破の勢いに乗るびゃっこたいが金星をあげるか、注目の第1試合。




「前半」
先手は勉族、ダークロのポストプレーから先制。さらに勉族のゴール下といえば…おなじみワリオのシュートで差を広げる。今日の勉族はワリオ・ヌマ・ダークロ・仮エース・本エース、さらには新撰組からの助っ人ボブとハゼが加わる超強力布陣。ダークロのドライブインや、さらに遠目から仮エースのシュートも決まり、前半5分で13−0のワンサイドゲームに。果たしてびゃっこたいは巻き返せるのか……。タイムアウト後も先手は勉族、ボブの力強いインサイドからの得点。物理的にでかいボブの存在感が観客を魅了する。びゃっこたいはパスワークから初得点するが、勉族はダークロ・本エース・仮エースらがドライブに3ポイントにと活躍し、敵を寄せ付けない。びゃっこたいはミウティの1on1などから活路を開こうとするが得点できず。33−7で前半終了。

「後半」
ダークロがゴール下のこぼれ球を押し込んで、後半も勉族先制でスタート。対するびゃっこたいもミウティを中心に、11番のカウンターなどで追い上げるが、勉族はダークロの活躍もあり点を詰めさせない。ミウティのシュートをWARIOがカットするとヌマを経由してBOBへキラーパス、するとBOBが重戦車のごとくゴールに突進してシュートを決めるなどお祭り状態だ。勉族はさらにハゼからヒロにつなぐ速攻、モリナガのミドルからのシュート、再びヒロのジャンプシュートと、全員がのびのびとプレーしている印象。結局54-23で勉族が大差の勝利をおさめた。


第2試合:TEAM-S×Hot Blizzards
第2試合はストリート創世記から息づく「横浜の雄」TEAM-Sが登場。ALLDAYでは過去5度の準優勝と「シルバーコレクター」のアリガタクナイ称号をつけられる。今回こそ汚名返上を狙いたいが、登録選手6名と「大家族」Sにしては少し寂しいメンバー構成となった。対するHot Blizzardsは予選から勝ち上がったALLDAY常連の「ワイルドカードの門番」。今回もキッチリと本戦に駒を進めてきた。




「前半」
ヨウのフリースローでHOT BLIZZARDSがまずは先制する。SはTAKUMIのドライブインですかさず逆転するとSHU-Gがディフェンスを切り裂きリードを広げる。しかしHOT BLIZZARDSはモリの3ポイントで同点においつき、序盤は互角の展開となった。SはカウンターからJUNのパスを受けたTAKUMIがゴールを決めるが、HOT BLIZZARDSは復帰したチームの大黒柱「器用なビッグマン」ことKAZがジャンプシュート。一進一退の攻防が続く。しかし中盤に入ると徐々にSが「4強」の地力を発揮。JUNのカウンター、SHU-Gのロールからのゴール、IPPEIのジャンプシュートなどでじりじり差を広げ始める。結局前半は14-8。TEAM-Sリードで前半を折り返した。

「後半」
JUNの鮮やかなスピンターンでSが先制。さらにSHINがリバウンドから振り向きざまのジャンプシュートを決め序盤はSペース。対するHOT BLIZZARDSはヨウがドライブインからAND1を決め食い下がるが、Sはここで「後半に間に合った」MICKYを投入、高さを上げると、MICKYが期待に応えるドライブイン。さらにカウンターからUCCHIYが決め点差を保つ。しかしここからHOT BLIZZARDSの猛攻。バシの3ポイントで点差を縮めると、KAZがジャンプシュート、さらにバシが再び3ポイントを決め、あっという間の3点差。さらにSHINGOがドライブインから強引に決めると、KAZがジャンプシュート。残り1分、ついにHOT BLIZZARDSが逆転した。SはMICKYのフリースローで同点に追いつくが、HOT BLIZZARDSは残り20秒からバシがジャンプシュートを決め土壇場で再リードを奪う。追い詰められたSはファールゲームを仕掛けるがHOT BLIZZARDSはヨウがフリースローを1本決める。2本目のリバウンドを奪ったSはIPPEIのドライブインをUCCHIYが押し込むもここまで。ALLDAYでは「ワイルドカードの門番」にとどまっていたHOT BLIZZARDSが26-25で「大金星」をあげた。まさかの展開でSが1回戦で姿を消した。


第3試合:FAR EAST BALLERS×太平洋クラブ
予選を楽々通過した太平洋クラブに対し、FEBが「ディフェンディングチャンピオン」として堂々の登場。王座防衛の大前提になるこの一戦を制することができるか?FEBは前回優勝時のメンバーに加えてヒデが、太平洋クラブは福岡ストリートボールシーンからの助っ人スーパーボール、そして若干9歳のトシが参加。果たして出番はあるか?




「前半」
先制したのは太平洋クラブ、ヒラッチがリズミカルにゴール下から決める。FEBはヨウヘイの「いなし」ですぐ同点に追いつく。開始2分はお互い膠着した状態。太平洋は"2代目レジェンドチャンピオン"STが3ポイントを決めると、さらにリッキーが遠目から決めて7−2と引き離す。残り6分、太平洋のリードでこの試合最初のタイムアウト。ラン&ガンを仕掛けるFEBはパパのパワー満点のゴール下で追撃開始、しかし太平洋もヒラッチの3ポイントで抵抗。FEBはヨウヘイの遠目からのシュートや、クリスのドライブなどで攻めるが、ここでSTが3ポイント、さすがチャンプは要所で決めてくる。FEBは再びパパのゴール下、しかし太平洋もタケがお返しとばかり遠目からシュートを決める。ここで太平洋にはスーパーボールが登場、すぐにゴール下からシュートを決める。いっぽうでFEBもクリスがゴール下から加点。さらにヨウヘイが18番のフェイダウェイを決めて点差をつめる。パパのフリースロー、さらには華麗なパス回しからまたもパパがゴール下に飛び込んでボールを押し込む。16−13、いよいよ3点差とFEBが迫ってきた。太平洋はこの間、外からのシュートが入らなくなり押され気味の展開、悪い流れを断ち切りたい。しかし残り40秒、スーパーボールのフリースローは2本とも落ちる。3点差を守って前半を折り返せるか……ここでクリスのドライブインが決まりしかもAND1。フリースローははずすがリバウンドを制したMATSUがゴールに押し込む。さらにMATSUが早さでディフェンスをかわしてシュートを決める。16−19、FEBが逆転して前半を折り返した。

「後半」
太平洋は後半からスーパーボールだけでなくキョシがコートイン、まずは同点を狙う。開始早々、タケがゴール下で押し込み太平洋クラブが1点差に。しかしFEBもクリスの遠目からのシュート、さらにMATSUの力強いゴール下で突き放す。太平洋はキョシがファールを得て1点返すが、FEBのケイタとMATSUのコンビがゴール下で暴れまわり、最後はMATSUが決めて6点差。さらにクリスがインサイドから敵をかわしてループシュート。一方の太平洋はすっかり得点が止まって厳しい展開に。スーパーボールがファールを得るもこれも1本しか決まらない。両者共にシュートがゴールに嫌われ得点が思うように入らない時間帯になり、残り4分半で27−20、7点差。この時間帯を凌いだチームが終盤のペースを握るか。FEBはファールを得たケイタが2本とも確実に決める、一方の太平洋はリッキーが遠目からゴールに放り込んでまだ粘る。ヒラッチが体を張ったディフェンスを見せれば、タケがゴール下で決めて5点差に戻してきた。チャンプの意地を見せたいST、しかし逆にドリブルでカットされ天を仰ぐ。ファールが多くなった後半、FEBのFUJIがフリースローを1本決めて6点差。この差がなかなか縮まらない。さらにヒデのドライブインで8点差。しかしこのままでは終わらない太平洋、タケのフェイダウェイで再び6点差、さらにスーパーボールの3ポイントで3点差。再びFEBの尻尾が見えてきた。FEBはクリスの力強いゴール下が落ちるがMATSUが値千金のリバウンドからゴールする。太平洋はスーパーボールのドライブインで必死の抵抗。残り1分で34−31、ヒラッチがナイスブロック、ボールを得たSTが万全の構えから3ポイントを放つがこれがゴールに嫌われる!残り15秒、MATSUのリバウンドゴールで5点差に。最後の抵抗を試みる太平洋だがMATSUにボールカットされ万事休す。2連覇に向け、「近くて遠い」初対決を前回王者FEBが36−31で制した。


第4試合:SIMON×SUNDAY CREW
bjリーグよりドラフトのかかったISAACは不在といえ、新たなメンバーを加え覇権奪回に意欲満点のSUNDAY CREW。対抗するはクラブチームの強豪が集うという未知の強者SIMON。




「前半」
先制したのはSIMON、ガリバーの遠目からのシュート。SUNDAY CREWはラウールのゴール下に加え、ボビーが相手をかわして余裕のレイアップ。一方のSIMONはシノブが3ポイントでサンデーを波に乗らせない。サンデーはマサから渡ったボールをキースがゴール下で押し込むが、SIMONはまたもシノブの3ポイントで反撃。サンデー8番がゴール下で押し込むなど互角の展開で、8−8の同点。開始まだ3分の間に激しい点の取り合いになった。サンデーはボビーが3ポイントを狙うが決まらない。お株を奪うようにSIMONの7番キムが3ポイント、3点のリードをもぎ取る。サンデーはビッググリースがコートイン、一段と高さと強さを補強する。ボビーがフリースローを2本とも決めて1点差、しかしSIMONはシノブが今日3連続の3ポイント、シノブの大爆発で再び突き放す。さらにフリースローを2本ガリバーが決める。サンデーはひときわ高いCRAZY DOOがゴール下を決めてさらにAND1を得るなどして追いすがり、得点は16−15。ここでリバウンドからの速攻で2番が2連続でゴールを決め、SIMONは一足先に20点台到達。残り1分、サンデーがCRAZY DOOのリバウンドから2点を返済。一方のSIMONは2番がフリースロー獲得、2本目は落としたが21−17。このまま前半終了、SIMONが「代々木の顔」からリードを奪って折り返した。

「後半」
開始早々、オフェンスリバウンドを取ったサンデーCRAZY DOOが2連続のフリースローを獲得。しかし一本も決めれず点差は変わらない。さらにキースもオフェンスファウルを得て1本決めるが、逆にSIMONのガリバーに遠目からのシュートで突き放されてしまう。これで23−18、点差は縮まらない。再びCRAZY DOOがファール獲得、今度は2本とも決めるがSIMONもシュートを決めて譲らない。ボビーのゴール下で3点差、果たして追撃はなるか。SIMON8番がもはや暴力的な人口密度ひしめくゴール下を制すれば、サンデーCRAZY DOOがゴール下でループシュートを決める。変わらず3点差で残り4分に。ここで同点を期したボビーの3ポイント狙い、さらにキースの3ポイント狙い、どちらもゴールに嫌われて同点はならず。遠目がダメなら近くから、というわけでキースがドライブイン、ファールを獲得するが2本とも外してしまう。ここでボビーが必殺の3ポイント、ついに同点!代々木の長距離弾道弾がついに火を噴いた。しかしSIMONはファウルを得たガリバーが手堅く2本決め、残り1分で再びリードを奪う。サンデーはボビーがまたも狙った3ポイントを外すものの、ラウールがファウルを得て2本決め、29−29。会場は観客が固唾を飲んで見守る、異様な雰囲気に包まれた。キースがゴール下を死守し、そのまま敵陣に持ち込んで3ポイントを決め勝負あったかと思われたが…。しかしSIMONも3ポイントシュートを決め、残り24秒で32−32に戻した!ここでサンデーはCRAZY DOOがゴール下をねじ込んでまたもリードを奪う。ラスト2秒、SIMONガリバーが逆転サヨナラをかけた3ポイントを放つが、ゴールに嫌われブザービーターはならず。32-34でサンデーが激戦を制した。SIMONは下馬評どおりに強かったが、サンデーはその試練を乗り越えたことになる。次の試合は今や王座についている天敵FEB。覇権奪回に向け、強いSUNDAY CREWが帰ってきた。


第5試合:勉族×Hot Blizzards
初戦で圧倒的な強さを見せつけた勉族に、初戦で横浜越えの大金星を挙げて波に乗るHOT BLIZZARDSが挑む一戦。最近では4強相手に接戦を繰り返しているHOT BLIZZARDSが千葉・柏越えまで果たしてしまうのか?




「前半」
先制したのは勉族。ダークロのパワー満点のゴール下に観客席から歓声が沸き起こる。さらに仮エースのフリースローで追加得点、さらにダークロのゴール下をWARIOがフォローしてあっという間に5点先取。対するHOT BLIZZARDSもシュートを決めるが、負けじと仮エースがゴールにボールを放り込み、さらにダークロが強引なゴール下で加点。開始6分、9−2で勉族リード。強力なWARIO・ダークロ・ボブのインサイド陣にてこずるHOT BLIZZARDSは遠目からシュートを発射するが入らない。ここでHOT BLIZZARDSは1番ハジメが倒されてフリースローを得るが得点できず。勉族はWARIOがファウルからのフリースローを1本決めて8点差。HOT BLIZZARDSは7分戦って2点しか取れない厳しい展開。勉族はWARIOのゴール下が外れても、ボブがリバウンドを取り、パスを受けたコヤスが3ポイント、そんな切れ目のない攻撃でHOT BLIZZARDSに攻めさせない。ここでHOT BLIZZARDSのカズが遠目から決める、さすが大黒柱。残り1分強で、この試合はじめてのタイムアウト。13−4とロースコアだが勉族の守備力が目につく展開になった。このまま前半終了が終了。

「後半」
敵ボールのカットから仮エースの速攻がきまり、後半も勉族が先制。さらに敵ボールを奪ったヌマがボブに華麗なパス、この男をゴール下に入れてしまうと止めれない。直後、ボブが再びゴール下で加点したところで、HOT BLIZZARDSがたまらずタイムアウト。開始3分で20−4、後半無得点のHOT BLIZZARDSをよそに勉族は着々と加点。HOT BLIZZARDSは3番がドライブイン、ボブをかわして2点を返す。さらにヨウが切れ込んでゴール、反撃がはじまった。相手のボールを奪ったハジメからヨウにパス、そのままドライブインで2点を加点。どうやらHOT BLIZZARDSの時間帯が巡ってきたか。対する勉族は5番がフリースローを2本外してしまいズルズルいくのか……と思いきゃボブがパワー満載のリバウンドから押し込んで流れを引き戻す。さらにダークロからのGOODパスを5番がゴール下できっちり決め、24−10。追いついてきたはいえまだまだ安全圏なのは変わらない。さらにダークロがフリースローを2本、さらにハジメからボールカットしたヌマからのキラーパスを本エースが決めて加点。HOT BLIZZARDSもシュートを決めて追いすがるが、勉族・仮エースなどがこともなげにシュートを決めて帳消しにしてしまう。試合終了間際にHOT BLIZZARDSハジメが3ポイントを決め一矢報いるも、30−15で勉族が快勝。ファイナル進出を決めた。


第6試合:FEB×SUNDAY CREW
因縁の歴史を乗り越えてきた両者。立場が変わり、今回はついにサンデーが挑戦者として王者・FEBに挑むことに。両チームの熱戦を祝福するかのように天候も回復し、晴れ間が出てきた。やはり青空のもとでバスケをするのがALLDAYの本質だ!果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか。




「前半」
開始早々、MATSUがサンデーの強力なゴール下をかいくぐりシュートを決める。ギャラリーから早くも歓声が。しかし直後、ラインのはるか後ろから放たれた、ボビーの大陸弾道弾シュートが着弾、3ポイントであっという間にサンデーが逆転する。お互いゴール下を固め、遠目からシュートを打ち合う展開だが膠着して3分経過、残り7分で3−2でサンデーのリード。ここからサンデーの司令塔・ラウールが遠目からのシュートを自ら決めれば、FEBはMATSU→ケータのホットラインでゴール下に切れ込み追いすがる。しかしサンデーは5番のゴール下、さらにラウールの速攻で加点、5点差と引き離す。一方のFEBはクリス、MATSU、ケータと遠目からのシュートを放つがゴールネットを揺らすことはできず。波に乗るサンデー5番が鋭いターンからゴール下で押し込み7点差、さすがにまずいとクリスが遠目からシュートを決めて再び5点差に戻す。泥臭く敵ゴール下に切り込むFEBはAJ→ケータ→クリスとつないでゴールを決め、さらにAND1を決めて一気に9−7。お互い2点ずつ得点を重ねたところで、FEBのFUJIが巨体ながら技ありのドライブインで同点。ここでサンデーが2回目のタイムアウトをとろうとするがこれはルール違反でテクニカルファールとなった。その後、クリスが残り10秒でフリースローを決めて11−12。ついにFEBが逆転したところで前半タイムアップとなった。

「後半」
先制したのはサンデー、ボールを運んだラウールがそのまま切れ込んでシュートを決め、早々に逆転する。FEBはゴール下に攻め込んだFUJIが獲得したファールからフリースローを決め同点にするが、直後にボビーがファウルを獲得、同様にフリースローでまたもサンデーのリードに。さらにCRAZY DOOが決めて3点差、16−13。FEBはFUJIの3ポイント狙いのシュートなどで攻めるが、青空の出てきたコート頭上はあいにくの強風。遠目からのシュートがなかなか決まらない。FEBの打つシュートのこぼれ球をCRAZY DOOとビッググリースがリバウンドで抑え、サンデーがカウンターを仕掛ける展開に。ここでFEBはMATSUがループシュートでビッググリースの頭上越しに放り込み、高い身体能力を見せつけ1点差。残り2分半で16−15でサンデーのリード、しかしロースコアの展開は過去ALLDAYを思い返せばFEB有利の展開か。しかしファールを得たキースがフリースローを2本とも決めサンデーは3点差と突き放す。追うFEBはヨウヘイが3ポイントを狙うがやはり遠めのシュートは決まらず、むしろラウールのシュートでさらに離されてしまう。ここでヨウヘイが風をものともせず、ついに3ポイントを決めて2点差に!しかし反撃もここまで。CRAZY DOOのゴール下で4点差、さらにゴール下に飛び込んだラウールがとどめのゴール。残り19秒で24−18、FEBは万事休すでそのまま試合終了となった。この結果、FEBの連覇は露と消え、サンデーは覇権奪回をかけて勉族とファイナルで激突することになった。


FINAL:勉族×SUNDAY CREW
司令塔のヌマ、得点生産工場と呼ばれる仮エース、ゴール下の力持ちWARIO、をはじめとする強力なメンバーに加え、本エースである子安が復帰し、スピードのあるハゼ、さらにダークロ・ボブという重量級のメンバー2人が加わった勉族。今回のALLDAYではとにかくゴール下を制圧して危なげなく決勝に駒を進めてきた。一方のサンデーは中心選手であるISACCを欠いている。だがLegendでも活躍するキース、新メンバーのCRAZY DOOやビッググリースがゴール下を制圧し、ケガから復帰した万能プレイヤーのラウールが司令塔を務め、さらにボビーをはじめ全員がチームプレーに徹して勝ち上がってきた。以前のALLDAYでは僅差でサンデーが勝利したこのカード。初の戴冠にむけ本気になった勉族、覇権奪回に必死のサンデー、果たして今回はどうなるか?




「前半」
サンデーはCRAZY DOOがゴール下でシュートを押し込み先制。勉族はヌマからわたったボールをコヤスが受け、キースをかわしてゴールを決め同点。サンデーCRAZY DOOのゴール下、ヌマのドライブと、一進一退の出だしになった。ダークロとCRAZY DOOが双方ゴール下でボールを押し込みあい、残り6分半で6−6の同点。お互い攻めあぐんでいる雰囲気だったが、ここでボールをカットしたヌマが仮エースにパスを供給して速攻が決まり、勉族が2点のリードを奪った。サンデーはフリースローで1点返し、さらにキースの遠目からのシュートで8−9と逆転する。しかし直後に勉族はコヤスがドライブから決めて再逆転。さらに直後、ファールを得たキースがフリースローを2発決めてサンデーが再々逆転。続けてキースが3ポイントを決めて4点差に。キースは遠目からのシュートがズバズバ決まって手がつけられない。追う勉族はベンチから「中、中!」の指示。仮エースをはじめ3ポイントゲッターが遠目から打つが、強風のせいかいつものように決まらない。しかし仮エースの遠目からのシュートが外れるも、ボブがナイスリバウンドから決めて12−14で2点差に追いすがる。ここまでほぼ互角の展開、流れを掴むのはどちらだ。ラスト1分、キースのドライブインにボブが応戦するが結果的にファウルを献上、フリースローが1本決まり3点差。終了間際に勉族がゴール下から得点するも、14−15とサンデー1点リードで前半が終わった。

「後半」
勉族ボールからはじまった後半、ダークロがゴール下で決め、いきなり逆転。一方のサンデーもCRAZY DOOがゴール下でファウルをゲット、フリースローをキッチリ決めて16−17、再逆転。とにかくゴール下の当たりが激しい展開になった。勉族はダークロがフリースローを得るが2本とも外してしまう。サンデーはラウールがボールコントロールして攻め、フリーでボールを受けたキースがまたも3ポイントを決める。しかし勉族もWARIOの遠目からのシュートで粘って18−20。しかしラウールが今度はフェイダウェイを見せ、サンデーが4点リードで残り5分半。速攻を挑む勉族はボブが走り込んで反撃、残り4分半で20−22。2点差ではまだまだ分からない。ここで仮エースがファウルを獲得。しかも同時に5番がテクニカルファールまで献上してしまう。仮エースが2本決めて同点に。
しかしここでボビーが一撃必殺の3ポイントを決める!WARIOがゴール下で押し込み1点差とするが、お返しとばかりにビッググリースがゴール下を決めて追いつかせない。さらにCRAZY DOOがゴール下で押し込み24−29、サンデーは5点差のリードになった。残り1分、勉族は死に物狂いの追撃に出る。仮エースがドライブインして決め、3点差。しかし残り30秒、ファールを得たCRAZY DOOがフリースローを2本決めて5点差に。同時にWARIOが5ファールで退場になり、勉族にとっては痛恨のファールになってしまった。CRAZY DOOはさらにフリースローを得てまたも2本キチンと決める。残り17秒、勉族は遠目から打ってはリバウンドを繰り返すがゴールには届かず。

最終スコアは26−33、ついにサンデーが王座奪回を果たした。4連覇の後、2回のALLDAYで苦杯を舐めていたサンデーは5回目の「King of YOYOGI」に返り咲いたことになる。これが新たな王朝の始まりになるのか、それとも他チームが王政復古を阻むのか。梅雨が明けたらまた新たな闘いが始まるだろう。



なお、今回ALLDAYのMVPは献身的なプレーでサンデーの守備の要となり、要所で得点を決めたボビーに贈られることに。マイクを持ったBOBBY a.k.a. lovelifeは「今日はISACCがいなかった。サンデーはISACCのチームだと思われてるかもしれないけど、実はチームプレーで勝つチームなんだ。みんなで戦い、優勝できたことがすごく嬉しいよ。」と大会を締めくくってくれた。
#by fujimon - | 2006-06-06 20:12:45| ALLDAYレポート|


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