第一回ALLDAY MVPのアイザック選手(SUNDAY CREW)にインタビュー! この夏さまざまなストリートボールイベントに姿を現しては、その存在感から「あの外国人は誰だ!?」とネット上でも話題に。そのベールが今明らかになる。(このインタビュー記事は2005年9月に書かれたものです / ALLDAY MAGAZINE VOL1掲載)
---第1回ALLDAY-5ON5 TOURNAMENT-8.28優勝おめでとうございます。今回、ALLDAYというストリートボールの大会に参加してみていかがでしたか?
ISAAC:よく企画されたイベントだったと思う。まだ本当のバスケットボールといえるレベルに達していないので、もっと才能あるボーラーが登場してくれるといいけどね。今後も予定があえば出場するよ。また今度も優勝したい。
---今大会のMVPを獲得しましたね。
ISAAC:観客が思った通りの結果になったと思う。
---アイザック選手はどのようにしてバスケットを始めたんですか?
ISAAC:自分にとってバスケットのコーチは父親。5、6歳のころから庭にある手作りのコートで毎日練習していたよ。それ以来プレイヤーとしてはいつも完璧を目指している。アメリカでは常にストリートボールをしてきたから、そこで真のバスケとは何かを学んだんだ。プロとしてインドアでプレイすることが多くなっても、アウトドアでタフにプレイすることを覚えたことがベースになっている。
---アイザック選手が所属したSUNDAY CREWとは、どのようなチームなんでしょうか?
ISAAC:外国人を主体とした、バスケを楽しむ人たちの集まり。日本人にも本当のストリートボールを知ってもらいたいと思って活動している。今年初めくらいにできて主に代々木公園と早稲田(コズミック)でプレイしているよ。
---チームのプレイスタイルは?
ISAAC:ディフェンス重視。それからオフェンスのスタイルは“Run and Gun”。オープンになったらすぐシュート!
---自分たちが日本のストリートボール・シーンでどのような存在であると考えてますか?
ISAAC:正直言ってまだ日本ではストリートボール・シーンが確立されていないと思う。トーナメントにでているようなベストチームとされるチームの選手たちが実際にアウトドアでプレーしているのもあまり見ないし……日本人がどれだけ真剣に受け止めてくれるかは分からないけれど、自分たちがシーンを作っていきたいという想いはあるね。
---本国アメリカのストリートボールとはどんなものなんですか?
ISAAC:アメリカのほうがflashy、つまり見せびらかすような派手なプレーが多いけど、実際の試合では反則だったりする。それに比べて日本だと実際の試合に近いけど、正直言ってプロというより高校レベルかな。
---代々木のNIKE COURTについてどう思いますか?
ISAAC:ナイス! 今後もコートを良い状態を保てるようにしていきたいね。最近だと3週間もネットが破れたままになっていたから僕たちが直したんだよ。そういうところをちゃんとケアしてもらいたいね。
---SUNDAY CREWとしての今後の活動展望を教えて下さい。
ISAAC:チームとしての野望は、クラブチームやプロレベルまでいくこと。背が高くてスピリットを持った選手にもっと入って欲しい。あとは、子供たちにバスケを教えたりして地域や人々に貢献していきたいと思っている。そのためにはまずは自分たちをサポートしてくれる人たちが必要だね。
---もし「SUNDAY CREWに入りたい!!」と思ったボーラーがいた場合はどうしたらいいでしょう?
ISAAC:まずは日曜に代々木コートに来てプレーすること。時間をかけて認められればチームに入れることもある。
---今大会でどこか注目したチーム、または注目した選手などは?対戦してみたいチームなどは?
ISAAC:FAR EAST BALLERSのATSUSHIはgood! あとは特にコメントすることがない……誰かゲームでダンクを見せてくれ! YokosukaのB-BALLERSとは対戦してみたいかな……。とにかくダンクできる選手がいるチームとやりたいね。
---アイザック選手の考えるSTREETBALLとはいったいなんでしょうか?
ISAAC:“Put the ball in the hoop by any means necessary!”(いかなる手段を使ってもボールをリングにいれること!)
---アイザック選手の豪快なプレイに魅かれたファンに一言お願いします。
ISAAC:僕のようになりたかったら、とにかくいっぱい練習することだね。ファンの人たちには、このイベントが続いていくように、バスケットボールというものをサポートしていってほしい。
ISAAC Sojourner(アイザック・ソジャナー)
出身:USA 生年月日:1975/08/09(30歳) 身長:201cm
体重:100kg 靴のサイズ:16 inch(34cm)
このインタビュー記事は2005年9月に書かれたものです / ALLDAY MAGAZINE VOL1掲載